2008年5月21日水曜日

夏休み宣言…できるのか?

連日5時起き生活が続く。さすがに眠い。動作が鈍くなる。思考に深みや広がりがなくなる。目の前のことだけが気になる。

その代わり単調な業務ができるようになる。しかし業務のストレスは増大する。小さなことが気にかかる。夜には酒を飲む。簡単な本しか読めない。

ううむなるほど、こうして実地体験するとよくわかるなぁ。人はこうして「組織の中の歯車」としてからめ捕られていくのかぁ。あまり何も考えず、心からの満足もなく、目先の快を求めて動く。その割には目の前の幸福を喜ばず、わけのわからない大きな幸福を漠然と思い描く(もちろんそんなものは存在しない)。

ううむ、プラトンが『国家』で言っていたような話ではないか。待て待て、資本主義社会において労働者につきまとうマルクス式「疎外」(これも変な訳語だなぁ)の手触りに近いではないか。などという思考もここら辺りで力尽きてどーでもよくなり、とにかくビール飲んで寝ます明日も5時起きなんだもん。となる。ひえええぇ。

「疲れた」
「休日は寝ていたい」
「何だか面白くない」
「今日は何もしなかったような気がする」
…等々、頭の悪いオトナたちの不潔な決まり文句と思っていたが、何のことはない、自分もその中に沈み込めそうな勢いではないか。うげげげ。

とは言え、ここまでわかっているのだから、逆に手を打てばよろしいのである。すなわち、充分に睡眠をとって眠くないようにする。すると動作も機敏になる。思考に深みや広がりが生じる。目先のことばかりにとらわれない広い視野が生まれる。

単調な業務には飽きるだろうが、それはそれで好都合。もっとやるべきことが見えてくるのだ。業務のストレスも減る。

夜に飲む酒も、ストレス解消のためではなく、「おいしいから飲む」という本来の姿になる。中身のある読書も楽しめる。こういうのが人間らしい生活というものだ。

…ここまで夢想したのは良いけれど、やっぱし明日は5時起き。そいでもって、過密スケジュールに加えて翻訳を引き受けてるんだよなぁ。ああぁ。これが論文でねぇ。いつもの調子でチョイチョイと片づける類のものではなくってねぇ。ああぁ。

こうなったら夏休みモードになるしかない。というわけで、えー、すみません。もう夏休みですので。趣味にも翻訳にも没頭します。酒もおいしく飲みます。皆さんよろしく。では電車が目的地に着きましたのでこれで。

2008年5月1日木曜日

果てしなき音遊び(ヘッドフォン推奨)

たまの休日なのでボーッと座ってパラパラと雑誌をめくる。すると Portishead の新しいアルバム('Third')が紹介されている。おおおぉ。まだ生きていたか、あの絶望的電気音と暗黒ボーカル。好みかどうかはともかく、とにかく聴いてみたいな。

と思いついて立ち上がって20分後にはもう手に入っているのだからインターネットとは大したものである。んで、その翌日の出勤途上、すなわち今、こうやって聴いているわけですな。ううううむ。この絶望的電気音。この暗黒ボーカル。こういう音を作っても生きる力が残っているというのはスゴイな。

これに限らず、最近は妙なものばかり聴いている。もっとも、もともと妙なものばかり聴く傾向があるのも事実ではある。しかし、それにしても最近は妙な音が多いな…。

(↑最近のネタいくつかを38秒に押し込んだ)

いや、もう少しマトモな音もありますよ。かつてFMラジオ(←死語)からカセットテープ(←死語)に録音して何度も何度も聴いていたモンテヴェルディ「オルフェオ」(の2曲目)をついに図書館経由で手に入れた。これは公平に見て(聴いて)キレイな曲ですよ。仕事で疲れた体を引きずって帰る時なんかに聴きますと「あぁ世界は美しい。くだらぬ人間やくだらぬ事柄に気分を悪くする必要なんかない」という確信が心の底から湧き上がります。

世の中にはこういう良い曲が存在するのだから安心だ。これなら少々おかしな音を作っても大丈夫だろう。というわけで、米国イリノイ州在住のアダム君と「インターネット経由多重録音セッション」という実験を始めることにする。あっちはギター、こっちはドラムである。

(↑その手始めがこれ;轟音注意)

もちろん生身の人間が集まってセッションするのが一番面白いことに変わりはない。この度の連休を利用してやすQ兄、sin5師匠といった古顔と無茶苦茶な音を出すことになっている。またこうして音でもさらすか。ああぁ聴いても演っても楽しい音遊び。えー仕事って何のことですか。