2010年7月23日金曜日

夏の時差ボケは不思議ラードラーを呼ぶ

ああぁ暑い。その上いわゆる時差ボケである。したがって、いささか朦朧とした毎日を過ごすことになる。日頃からボーッとした暮らしではないか、などと言ってはいけない。ここにラードラーが加わるのだから。一歩間違えば、あなたの生活もこのように転落し得るのだ。説明いたしましょう。

すなわち激務の毎日をビシバシ過ごす過密スケジュールの中、いきなりホイと関空から飛行機でドイツに向かった。そして極めて濃い内容の1週間あまりを過ごした。その際ハマったのが Radler なる飲み物である。

事前の調査によって「ビールをサイダーで割った飲料がある」ことは承知していたが、これほど広がりのあるものだとは思わなかった。すなわち、あるところでは地元のビールとリンゴ由来のサイダーらしき組み合わせ(これ極上)、あるところでは単にビールとスプライト混合(これはあまり良くない)、気まぐれにビン入りを買って表示を見ると今度は複雑怪奇なる果物系甘味料やレモン系香料が投入されている(けど悪くなかった)、等々である。

もちろん、短期間にこれほどのデータを収集するためには、目に付いたら飲むというぐらいの勤勉さが必要である。もちろん、ドイツ最上と言われるフランケン地方の白ブドウ酒については、さらなる熱意と努力を投入した。我ながら自分の勤勉さには感心するばかりである。

何しろ、このように様々な流派が見て取れる飲料であるからして、「ラードラーの作り方」という決定版的案内書は存在し得ない。皆さんテケトーにその場その場で好みに応じてやるのが真髄であろう。こうと決まれば恐いものなし。「あぁドイツではあれがうまかったなぁ」と無い物ねだりせず、グイグイ実行するのが望ましい。

というわけで、今のところ「発泡酒とリンゴジュースとC1000」の組み合わせが最も成功を収めている。


しかし、まだまだ日が浅い。そもそも帰国後3日ほどしか経っておらず、時差ボケがひどいのだ。ちゃんと仕事に出かけつつも、夕方ごろ突然猛烈に眠くなって寝てしまったり、同じく昼前に眠ったりしている。そんな中でも不思議ラードラー。どうですあなたも。

自己紹介

自分の写真
日本生まれ、日本育ち…だが、オーストラリアのクイーンズランド大学で修行してMA(言語学・英文法専攻;ハドルストンに師事)。 日本に戻ってから、英会話産業の社員になったり、翻訳・通訳をやったり、大学の英語講師をしたりしつつ、「世の中から降りた楽しい人生」を実践中、のはずです。