2009年5月10日日曜日

翻訳すると…

翻訳すると、変わっちゃう。これは誰もが知ってるつもりのことである。例えば日本の「箸」を英語にして chopsticks とか hashi とか表現した途端に別物になってしまう。あるいは、より正確に言うと、その英語を理解する人が理解している内容はなかなか「箸」にはなってくれない。

ひょんなことから英語の世界で「(日本の)スシ」とか「(日本の)ハシ」とか思っておられるものの画像を集めて見た:

ご覧の通り、「ハシ」が流麗に配置されている。もちろん、日本の箸としてはお行儀の悪いことこの上ない話である。これを見て失笑する日本人がいてもおかしくはない。が、もはや「ハシ」となってしまったのだからやむを得ない。別物なのである。

当然ながら、こういうのはお互い様である。西洋料理で使われるナイフやフォークなども、ひとたび「ナイフ」「フォーク」「スプーン」等になってしまったからには、もう別物である。それどころか、日本の「洋食」は箸で食べることもある。これを見て首をかしげる西洋人がいてもおかしくはない。が、もはや「フォーク」であり「スプーン」であり「洋食」なのだから、ある程度やむを得ない。もはや別物なのだ。

日本に住み日本語で生活しながら英語をネタにして細々と暮らしていると、本当に毎日毎日この種のズレを観察することになる。それを指摘すると不機嫌を買うことも多いので黙っているのであるが、それなりに指摘しないと商売にならない。難しいんですよ。そりゃストレスもたまりますわな。そういうわけで、今夕はビールと自家製梅酒と葡萄酒が用意してあるのでございます。さあぁて、どれからいこうかな…

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