2012年10月29日月曜日
2012年10月24日水曜日
2012年10月6日土曜日
2012年10月1日月曜日
さすが林檎社!
アップル社の MobileMe というサービスを長年使っていたのだが、それが iCloud というサービスに変わった。おかげで作っていたウェブサイトなんかも消えてしまい、少々残念であったが、まぁ物事変わるんだから仕方ない。
MobileMe のお客さんは、料金を払っていたのだから「それに相当する25GBをiCloudで使ってね。9月30日までだよ」ということになっていた。10月1日以降は、それなりの料金を払うか、あるいは無料の枠(5GB)にするか…という話だった。
んじゃ、とりあえず無料の5GBでやってみるかぁ。と思って各種データを5GBに押さえたんですよ。んで、本日(10月1日)、一応チェックしてみた。ら。
なに。20GB(ってことは、無料の5GBと合わせて25GB)やってくれてるの。
え。なに。2050年9月30日に終わるって。なにそれ。誰か38年分(13万ぐらいか)払ってくれたの。
嬉しいなぁ。
MobileMe のお客さんは、料金を払っていたのだから「それに相当する25GBをiCloudで使ってね。9月30日までだよ」ということになっていた。10月1日以降は、それなりの料金を払うか、あるいは無料の枠(5GB)にするか…という話だった。
んじゃ、とりあえず無料の5GBでやってみるかぁ。と思って各種データを5GBに押さえたんですよ。んで、本日(10月1日)、一応チェックしてみた。ら。
なに。20GB(ってことは、無料の5GBと合わせて25GB)やってくれてるの。
え。なに。2050年9月30日に終わるって。なにそれ。誰か38年分(13万ぐらいか)払ってくれたの。
嬉しいなぁ。
2012年9月9日日曜日
パスワードの文法と暗号師たち
こういう時代であるからインターネットで買い物をすることも多いですわなぁ。銀行もオンラインで済ませてしまう。その他GoogleやらDropboxやらEvernote等々でいろいろな情報をどっかのサーバーに記録する。その度に必ずパスワードちゅうのが必要になる。あれ、面倒でねぇ。
でも面倒だからと言ってメチャメチャ簡単なパスワードにするわけにもいかず、かと言って覚えられないようなパスワードは不便で、何ともやりにくいのであります。あっちへフラフラこっちでゴツンって感じで発展中のインターネットの世界、まだまだ未成熟なんだから仕方ない。
それにしても、「自分だけが覚えている、自分にしかわからないパスワード」って、あり得るんだろうか。これ、誰もが考えたことがあるネタじゃないでしょうか。自分は一人でキーボードに向かっていると思っていても、実のところ世界中で多くの人々が似たようなキーボードを前にして似たようなことを考えているのだ。似たようなパスワードが出て来るのではないか。
…とか思ってたら案の定、そうでした。っつーか、もっとすごい世界です。(ちょっと遅れで聞いたポッド放送で知った。)
話は簡単である。最近、あちこちのサイトから大量のパスワードが流出する(盗まれる)事態が起こっている。それは銀行なんかではなく、例えばSNS系のサイトだったりで、直接の実害はないかのように見える…んだけど、それは大きな間違い。大量のパスワードは、暗号師たちによって分析されるのである。まさに言語学者が言語データに向かうのと同様である。
結果、「世の中の人々は、意外なほど同じようなことを考えている」ということが明らかになった。同じようなパスワードが多い、というような甘い話ではない(実はそれもコワイぐらいあるんだけど)。同じようなやり方で作っているパスワードが多いのだ。
例えば、「8文字の英字の後に4桁の数字を付ける」パターンが異常に多い。しかも、その英字の1文字目は大文字、4桁の数字は19XX、つまり20世紀の年号であることが圧倒的に多い。全体が12桁で大文字と小文字と数字が混ざっている、という点だけから見ると結構強いパスワードなんだけど、ここまでパターンが読めてしまえば、組み合わせの数は圧倒的に少なくなる。こうなれば「片っ端から攻撃」が可能になり、そのパスワードは開いてしまうのである。
他にも種々様々なパターンがある。これらを片っ端からプログラム化すれば、強力な「暗号破りソフト」が出来上がる。これを無料一般公開しているんだからスゴイぞ(興味のあるギーク人は Hash Cat に行ってご覧なさい)。これを引っさげて、アマゾンなり銀行なりに行くわけである。一見実害はなさそうに見えるパスワード流出、恐るべし。
「世の中、そんなに同じパターンばかりじゃなかろう」とお思いのアナタ、甘い甘い。相手は暗号師たちでありますぞ。自分の暗号破りソフトで破れないパスワードについては、これをジッと観察して、パターンを読むのだ。大量のデータがあるというのは、そういうことなんですからな。
こうして、言語学者が未知の言語の文法を見出していくが如く、暗号師たちは「人々がパスワードを思いつく文法」を見出していく。裏をかく奴が出てきたら、その方法論も組み込んでいけば良い。こうしてますます強力なパスワード破りソフトができていくのである。
こういう話は大好きなので喜んで聞いていた…が、さぁどうしましょ、自分のパスワード。とりあえず、めっちゃランダムで桁数も多いパスワードにして、もちろん覚えられないしフツーに入力もできないから例えば LastPass みたいなサービスを使って、…ってことですかなぁ。
目下のところ、8桁のパスワードなら、何の文法も必要とせず、「片っ端から可能な文字の組み合わせを試してやるけんね」という暴力的方法で開けられるそうです。しかも、ご家庭にも置けるちょっとしたコンピュータで12時間ぐらいで。時代は変わったなぁ。
となれば、さぁさぁ、こんなもの読んでないで、ちゃんとパスワード変えてくださいよ。あ、ちょっとやそっと考えたってダメですよ。暗号師たちは、どうも付き合いきれない連中なのだ。すでに知っているか。知らなかったならばこれからの参考にするか。煮ても焼いても食えない連中なのだ。言語学者みたいな奴らだ。ううむ。面白いなぁ。
2012年8月30日木曜日
飼い馴らす手法
あぁもう8月も最終週か。早いにゃぁ。まだまだ暑いみゃぁ。そんなことをボンヤリ考えていた週明けの月曜日、近所の小学校がやけにうるさい。げげげ。もう営業しとるがな。いつからこんなに夏休みが短くなったのか。
そう言えば近年の大学もスゴイぞ。まず新学年が4月初旬に始まるのがジワジワと早まっている。かつては4月10日前後だったのが、6日前後ほどになっている。7月に入ればほとんどもう夏休み♪だったのが、今や8月になっても平気で講義を続けているところがある。もちろん試験などはさらに遅い。どうしちゃったのだ。
「やっぱ、ゆとり教育ってヤバかったよね」「そーだよね」という判断自体は理解できるけど、だからってこうなる必然はなかろうに。中身の問題なんだから。という正論を振り回しても仕方ないので、ボンヤリ考える。
質の向上には時間がかかる。しかし、時間を長くすれば向上するものではない。「こうすれば質が向上するよ」という地味な行為を継続していくうちに、お望み通り、質が向上するのである。
逆に、「向上には時間がかかるからね。まずは時間の確保」とやれば、お望み通り、まずは時間ばかりかかる。その間ずっと「向上すべきだ」という精神論が喚かれたり、「向上しないのはどういうわけだ」という議論がなされたり、「もうダメなんじゃないか」という悲観論が登場したり、「こうなったら抜本的な改革が必要なんだ」と叫ぶ奴が出てきたりする。そして、お望み通り、時間ばかりが経過していくのである。要するに日本ではお馴染みの光景ですわなぁ。
それを今さら嘆くつもりはない。ここまで生き延びてきた手法なんだから、何か理由があるんじゃろ。要は、支配者にとって都合の良いところのある手法なんじゃないですか。自分の支配している連中が変に賢くなったらいろいろとややこしいもん。適度にバカでいてくれたら良いのである。もちろんみんなバカになってしまったら最終的に全体が困るだろうが、そんなことはどうでもよろしい。自分が生きている間だけ平和に時間が経ってくれたら良い。
これはもちろん愚かな支配者の発想である。しかし、人は多くが愚かであるから、結局多数の支配者がこの発想に基づく行動をとる勘定になる。お馴染みの光景じゃないですか。
つまり、家庭においては、親が子に対して。学校においては、教育システムが学生に対して。社会においては、既得権を持った大人たちが若者に対して。国家においては、支配者階級がその民に対して。現代地球においては、米国がその属国(例えば日本)に対して。この行動を取るわけである。妙に賢くなられちゃぁ困る。成長されては、困る。手がかからない程度の弱者であり続けてくれれば良い。ほら、あなたの身の回りにもよくある光景じゃないですか。
これほど単純な図式であるから、これを感じ取り理解する奴が、子供なり学生なり若者なり民なり日本人なりの中に出現する可能性はある。だから抑えておかねばならないのだ。子供を放っておいたら勝手に本を読んで賢くなるかもしれない。できるだけ拘束時間を長くして、質の悪い先生でも当てがっておくべし。
もちろん、この種の行動ってのは、意識的にやるわけではない。何しろ前述の通り、やっている側は愚かなのだ。自分で考えるタイプの人間ならできないじゃないですか。
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自己紹介
- Q Higuchi
- 日本生まれ、日本育ち…だが、オーストラリアのクイーンズランド大学で修行してMA(言語学・英文法専攻)。 日本に戻ってから、英会話産業の社員になったり、翻訳・通訳をやったり、大学の英語講師をしたりしつつ、「世の中から降りた楽しい人生」を実践中…のはず。

