2024年8月29日木曜日

夏の読み物・飲み物

なんとなく講釈師業を続けてしまっている。理由は二つ:
 
・図書館が使える
・長めの休暇(夏休み・春休み)がある

この二つを足せば「休暇に本を読む」となる。
特に夏休みなんて、暑くて何もできない。
んじゃ読むか…ってなりますわな。

実は三年ほど日本語講師業もやっていた。
こちらには長い休暇がないので読めなかった。
その代わり(必要に迫られて)日本語文法とか
漢字の辞典とか、いろいろ吸収した…
ってのは別の話。

夏の休暇に寝転んで読む。良いものであります。
何を読むかは、本当にその時の流れとか、思いつきとか。

何年前だったか、古本屋で安く仕入れた

吉川英治『宮本武蔵』

全巻読んだのは楽しかった。
ああいうのは一気読みが良いですね。

手塚治虫『火の鳥』

全部読んだ夏もあった。マンガってすごいねぇ。

昨年の夏は、いささか趣味と商売に走った感じで

Huddleston & Pullum (2002) The Cambridge grammar of the English language.

という2000ページほどの英文法書。
この文法書から派生した教科書が2つある(2005年版と2022年版)。
こうなると「何をしたの?どう違うの?」って気になるじゃないですか。
というわけで、3冊並行して通読。
細かく読むというより、比較検討みたいな感じだったけど、
言葉って細かいネタの集積なので、なんだか大変だったなぁ。
(簡単なまとめはこちらに。いらんか。)

この夏は

『哲学の歴史』(全13巻)中央公論新社

木田元さんがポロッと紹介してたので、
職場の図書館(二か所)で全部借りて、
ザクザク眺める。
あと一冊だけど、読みながら「へぇ〜」と思って
関連書籍を近所の図書館で借りたりしちゃう。
終わらないのであります。

「哲学する本」ではなく、「哲学紹介の本」の典型。
すると結局「かなり個性的な人々の伝記」となる。
そりゃ面白くもなります。

同様に、「英文法紹介」をやろうとすると、
「文法書(の著者)の紹介」となる。
「英文法する本」と「英文法家の紹介」を混ぜたらオモロイかな。

そんなことを考えながらも、
そろそろ今夕の食卓を手配せねばならぬ。
特に夏休みなんて、暑くて何もできない。
んじゃ飲むか…ってなりますわな。
ビールかブドウ酒か日本酒か。
日本酒なら最近はクジラの生酒が多いですね。

夏の読み物📚
夏の飲み物🍸

よろしゅうございますねぇ。

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自己紹介

自分の写真
日本生まれ、日本育ち…だが、オーストラリアのクイーンズランド大学で修行してMA(言語学・英文法専攻;ハドルストンに師事)。 日本に戻ってから、英会話産業の社員になったり、翻訳・通訳をやったり、大学の英語講師をしたりしつつ、「世の中から降りた楽しい人生」を実践中、のはずです。